現代インドのある左翼運動史研究のレビュー
http://www.asahi.com/international/update/0622/TKY200906210209.html
そこで言及されている毛派の歴史的背景に関連して、
中溝和弥「インドにおけるナクサライト研究」近藤則夫編『インド民主主義体制のゆくえ:多党化と経済成長の時代における安定性と限界 (調査研究報告書 アジア経済研究所)』、2008年
をメモしておきます。目次は以下のようになっています。
はじめに
第 1 節 ナクサライト運動の概観
1.第一期: 「階級の敵」殲滅の時代
2.第二期: 議会闘争路線と暴力革命路線
3.第三期: 毛派の時代
第 2 節 これまでの研究
1.第一期: 「階級の敵」殲滅の時代
2.第二期: 議会闘争路線と暴力革命路線
3.第三期: 毛派の時代
4.通史的な研究
第 3 節 研究の課題
1.ナクサライト運動の展開
2.解放派の出現
3.2004 年和平交渉
結びに代えて
左派の運動に関しては、各地それぞれの事情があるので、自国のそれのイメージの呪縛を十分に意識しつつ、現地の文脈をおさえて情報を分析することが重要だと思います。