カースト

「反近代新伝統主義者」

http://d.hatena.ne.jp/oda-makoto/20091012#1255322225 http://d.hatena.ne.jp/sc_skipjack/20091012 ナンディーの「セキュラリズム」批判は大変ラディカルです。ナンディーが拒否する「セキュラリズム」は、「発展」「ナショナリズム」と同様の「イデオロ…

「中間層」さまざま

インドについて、ミドルクラスという単語を見たら定義を確認してみることが推奨されると思います。 インドのミドルクラスについて単数形で喋ることは大変難しく、「ジ・インディアン・ミドル・クラッシーズ」のように複数形で喋る方がベターだ。これはなぜか…

犯罪白書

http://ncrb.nic.in/http://ncrb.nic.in/cii2007/home.htm「指定カースト/トライブに所属する人に対する犯罪」 http://ncrb.nic.in/cii2007/cii-2007/CHAP7.pdf

「近代的立ち位置」とカースト

http://d.hatena.ne.jp/font-da/20090923/1253674546を読みました。読みながら、カーストについて思い出したものからメモをとっておきます。人の見方や意見を無意識に左右する言説空間の構造を指摘することは大事だと思います。 ヒンドゥー教の階層的で不平…

「犯罪者となることを運命づけられた人々」?―カーストへの偏見と差別の一例

はてなキーワード「カースト」には、カーストの例として、「ひったくりのカースト」が挙げられています。 あるカーストに生まれた者は、そのカーストが定める職業以外の職業には、よきにつけあしきにつけ就職できない。例えば、(何故そんなカーストが存在す…

Srinivas, M. N., ed., Caste: Its Twentieth Century Avatar, New Delhi, 1996.

Srinivas, M. N., 'Introduction', in M. N. Srinivas, ed., Caste: Its Twentieth Century Avatar, New Delhi, 1996.Dube, Leela, 'Caste and Women', in M. N. Srinivas, ed., Caste: Its Twentieth Century Avatar, New Delhi, 1996.Panini, M. N., 'The …

*[資料][キーワード][カースト]「カースト」記述さまざま〜その6

ジャーティとヴァルナ 今回も『事典』の続きです。いよいよジャーティとヴァルナの関係の説明になります。 以上の4ヴァルナの区分が社会の大枠を示したものであるのに対し,ジャーティは地域社会の日常生活において独自の機能を果たしている集団であり(たと…

*「カースト」記述さまざま〜その5

インド古来の四種姓をヴァルナという〜その2 前回のエントリで、肝心なはてなキーワードのことをすっかり忘れていました。 はてなキーワード「カースト」(4月1日のエントリより再掲) * バラモン(僧侶) * クシャトリヤ(軍人・貴族) * バイシャ(平民) …

「カースト」記述さまざま〜その4

インド古来の四種姓はヴァルナという 前回から「ヴァルナとジャーティ」という部分を読んでいます。先に出てきたのは後者の方でしたが、続いて前者について説明されます。 一方,日本ではカーストというとインド古来の四種姓,すなわち司祭階級バラモン,王…

「カースト」記述さまざま〜その2

定義について 今回は、百科事典刊行で有名な平凡社の『南アジアを知る事典』の当該項目をみてみたいと思います。全部で7ページもあるので、何回かに分けて、少しずつ紹介していこうと思います。 まずは、定義の部分を見てみます。 カースト|caste インドの…

「カースト」記述さまざま

最近、「スクールカースト」や「ママカースト」といった新語を目にします。 しかし、これらの造語のもととなった「カースト」という言葉について、深く理解されているとは思えません。はてなキーワードの項目も増補改訂の余地は大きいでしょう(下記参照)。…